未来からの贈り物




廓でご飯を食べた。 莉奈はモクモクと食べ、部屋を出た。


縁側に座って空を見ていた


私は……間違っていたのだろうか……。


お孝さん……。私は……天界に帰るべきだろうか……。


私には…幕末にいる資格はないのか……


莉奈「っっっ!!!」


バタバタバタバタバタバタ


厠へ走った。


お酒呑んでないのに………。


厠から出ると総司がいた


総司「大丈夫?」


莉奈「うん。 流石に疲れたみたい」


総司「背負い込むなよ? 井戸行くよ」


総司は莉奈の手を引いて井戸へ向かった


口を濯ぎ、顔を洗って立ち上がった


ギューーーーーー!


莉奈「いっっっ!!!」


総司「っっっ!!! ちょっと来て」


総司は空いている部屋へ入った


莉奈の着物の肩口をゆっくり下げた


総司「何で言わなかったの」


莉奈「土方さんに塩擦り込まれるし、そんな大した事は無い」


総司「今日は泊まって行こう。風呂も入れるし、左之さん達がいたら煩くて眠れない」


莉奈「土方さんには……」


総司「言うよ」


莉奈「言わないで。また外出禁止になる」


総司「部下の事は報告義務がある。それに屯所移転で荷物が運べなきゃどの道知られる」


莉奈「……………………………。」


総司「此処で待ってな?」


……………………………



土方「何で黙ってた!」


近藤「刀が握れなくなるぞっっ!!!」


莉奈「スミマセン。そんな大した事無かったので……」


慶喜「部屋を取った。風呂入って来い」


莉奈「はい。失礼します」


……………………………



土方「明らかに莉奈の様子がおかしい。何があった」


総司「岩倉具視を斬った莉奈に岩倉が言ったんです。

地獄に……堕ちろ………。
貴様など……悪の枢軸に……過ぎない

と…………。


莉奈は罰は死んだら受けると言い、


岩倉の頬を撫でたんです。


そして………………


死ぬ瞬間は私を見てなさい。
私が重りを背負うから……。真っ当に生きてたら……あなたは……日本の頂点に立てた

と………。 岩倉は莉奈を見据えて死にました」


慶喜「地獄に堕ちろ……か……。」


近藤「莉奈………」


土方「傷が深くなる前に何とかしないとな……」


総司「今、嘔吐しました。精神的に辛いのかもしれません」


慶喜「首飾り取っとかなくて平気か?」


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