未来からの贈り物
莉奈「……………………。いた……」
総司「莉奈っっっ!!!」
莉奈「……………………………。」
総司「良かった……。莉奈。お帰り」
莉奈「……………………………。
此処は……何処ですか……」
総司「御所ですよ」ニコッ!
チュッ!
莉奈「……………………。はい?」
総司「………………………。御所です。
慶喜公!!莉奈が目覚めました!!」
莉奈「何でkissしたの?あなた誰!!
警察呼びますよっっっ!!! 何で着物着てるの!何で髪長いのっっっ!!!」
クタァーーーーーー……。
一気にまくし立てたから貧血を起こした
総司が莉奈を支えて寝かせた
総司「莉奈? 何言ってるの?」
莉奈「時代劇の収録入ってたっけ…?」
総司「……………………………。」
スパンッ!
慶喜「起きたかっっっ!!!莉奈……。
心配したぞ……」
莉奈「ひっ! チョンマゲ!!!」
慶喜「……………………………。
起きて早々喧嘩を売るとはな………」
総司「様子がおかしいですっ!!!
莉奈……私が誰だか分かりますか?」
莉奈「……………………………。
だから……さっきも誰って聞きましたよね……。勝手にkissしないで下さい」
総司「沖田総司です」
莉奈「はじめまして……。でも、初めて会ったのにkissは失礼ですよ!!!」
総司「……………………………。
僕が……分からない? 莉奈………」
慶喜「……………………………。
俺が誰か分かるか………」
莉奈「……………………………。
スミマセン。勉強不足です」
慶喜「っっっ!!! 松本!松本!」
スーーーーーー
松本「どうされた……。あ。これはこれは天女……。お目覚めですか?」
松本は莉奈の脈をとった
莉奈「貧血ですか?」
松本「ん? 毒を盛られたんじゃ」
莉奈「はぁ?」
松本「もう大丈夫なようだな!良かった」
莉奈「お父さんとお母さんは……」
松本「はぁ?」
慶喜「…………………記憶が無い……」
総司「莉奈には母がいない。大分昔に戻っているようです。莉奈…年は幾つ?」
莉奈「15です。スミマセン。沖田さん。お水頂けますか?」
総司「良いですよ? はい。どうぞ」
莉奈「ありがとうございます」
慶喜「おいっっっ!!!」
莉奈「(ビクッ!)す…すみません!
喉が渇いて……。近藤莉奈です。
宜しくお願い致します!!」
慶喜「そんな事は分かっておる!!
良い加減起きろっっっ!!!」
バシッ!
頭を叩かれた
総司「頭を叩かないで下さい!!!」
莉奈「何なんですか? 失礼な人!!
名前を伺っても宜しいでしょうか……」