未来からの贈り物
総司「で?どうしたの?」
子供に嫉妬しただなんて死んでも言えないっっっ!!!
莉奈「……………………………。」
総司「本当に大丈夫?」
莉奈「いや。大丈夫!お構いなく!」
総司「莉奈も遊びたいの?」
莉奈「うん」
総司「早く治して遊ぼう?」ポンポン
ヤバババババ
今キュンってなった!キュンって!
総司「莉奈?」顔を覗き込む総司
ゴンッ!
莉奈は顔を見られたくなくてまた膝に顔を膝に埋めようとして総司に頭突きしてしまった
二人で暫し悶絶…………………。
総司「本当に痛かった」
莉奈「うん。ミシッていったね……。
ごめんね……………………………。」
総司「壬生寺に来てから何かおかしいよ? 懐かしいな……とか、感じる物があったの?」
莉奈「……………………………。ない」
総司「じゃあ何?」
莉奈「子供達と遊ぶ総司を見て胸が痛くなった」
嘘は申してない
総司「え?」
莉奈「総司の笑顔が良いなって思った。
総司を好きになった意味が…少し分かった気がする」
ぎゅーーーーーーー!!!
総司「私は変わらず莉奈を好いてる」
莉奈「私……15からの記憶が無いんです。だから…15でストップしたままなんです」
総司「すとっぷって?」
莉奈「あぁ。止まってるってことです」
総司「エゲレス語喋れるじゃない!!」
莉奈「これは単語。生活の中でエゲレス語を使うこともあるんです。
でも、会話は成立しません。私の知識は十くらいですから」
総司「……………………………。
莉奈の心は十五って事?」
莉奈「恥ずかしながら………」
総司「此処では十三、四で嫁に行くのが普通なんだけどね」
莉奈「っっっ!!! 早っっっ!!!」
総司「だから、例え莉奈が十五のままでも、莉奈が良いなら夫婦になれるよ?」
莉奈「……………………………。
頭がクラクラします……」
総司「だっ!大丈夫!?」
莉奈「具合が悪いわけじゃ無いので…」
総司「そろそろ帰る?」
莉奈「もう少しネネ達と遊んであげて?」
総司「大丈夫?」
莉奈「うん!」ニコッ!