未来からの贈り物



幹部「……………………………。」


土方「それから?」


莉奈「アメリカと戦った」


土方「下関戦だ!それから?」


莉奈「総司とやってた」


幹部「……………………………。」


バシッ! バシッ! バシッ! バシッ!


総司「痛いっっっ!!!」


莉奈「何で叩くんですかっっっ!!!」


土方「それはお前の此処での出来事だ」


莉奈「……………………………。
そうなんですか……。何か現実味が無いんです。

でも……私が凄く幸せそうでした。
凄く一生懸命でした。 本当に…私がして来た事なんでしょうか……。」


近藤「俺の事は?」


莉奈「あっ!そう!ご先祖様みたいです」


近藤「そうだ。お孝もいたか?」


莉奈「はい。お妾さんだとか……」


近藤「そうだ。良かった。莉奈……」


土方「総司……やってねぇよなぁ」


総司「記憶の無い莉奈を抱ける訳無いじゃないですかっっっ!!!」


莉奈はくるっと方向転換して空を見た


莉奈「あ……!虹ーーーーーー!!!」


幹部「……………………………。
変わってないとこもあんだなぁ……」


新八「莉奈は記憶がない。よって総司を好いてない。俺らは同じ土俵に立った訳だ」


総司「嫌です!!!」


左之「まだ何も言ってねぇだろ!!」


土方「ふっ!こえぇか?総司……」


総司「今更離れられません!!莉奈が他の男に抱かれるなんて……あり得ない!」


一「ではしっかり繋ぎとめておくんだな」


土方「これより総司と莉奈は恋仲じゃねぇ! 犯したり金子での賄賂はなし!

莉奈が惚れた奴のもんな? 俺の敵は慶喜公のみ!」


総司「やめて!! 莉奈を誘惑するなーーーーーー!!!」


土方「自信ねぇのか?」


総司「……………………………。ない」


幹部「ゲラゲラゲラゲラ。 頂いた!」


平助「部屋はどうすんだよ。総司の部屋は駄目だろ」


土方「平隊士もいるからな……。一人部屋は無理だ」


ぎゅーーーーーー


総司「莉奈に触れないで!!触れて良いのは私だけ……」


平助「もう違う! よって離れろっ!」


莉奈「部屋はこのままでお願いします」


総司「ですよね〜〜〜?」


一「何故だ」


莉奈「落ち着くんです。総司といると」


幹部「……………………………。」


総司はドヤ顔をする


新八「総司を好いてんのか?」


莉奈「その感情もまた分かりません」




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