未来からの贈り物




「お前生きてて何か得があるのか?」


莉奈「んーーーーーー。楽しいです」


「……………………………。」


莉奈「友達が待ってるので失礼します。
本当にすみませんでした」ペコリ


ガシッ!


「逃がすと思うか?」


莉奈「え?友達が……」


「何処に居んだよ」


莉奈「(キョロキョロ)見失っちゃった………」


「ちょっと来い!!!」


莉奈「嫌です!!」


「おら…サッサと来い!」


莉奈「嫌だってばっっっ!!!」


町人は見て見ぬフリか………


天女じゃねぇか?とかザワザワしだした


「天女か………」


莉奈「違います」


「来い!」グイグイ


莉奈「怒りますよ?」


「面倒くせぇ……眠らせるか……」


拳を振り下ろして来たから莉奈は咄嗟にしゃがみ、立ち上がると同時に鳩尾に一発めり込ませ、背負い投げ!!


奴を転がし背中に膝を付き、腕をネジ上げた


「いてててて……折れる……」


莉奈「もう折れてるんですよね?」


「はい!そこまで!! 縄にかかってもらうよ?」


莉奈「……………………。総司……」


総司は奴を縄に掛けながら莉奈に話す


総司「何で町にいるの? まさか一人じゃないよね?」


莉奈「平助達と来たんだけどキョロキョロし過ぎてはぐれちゃった。で、ぶつかったの。この人に……」


バタバタバタバタ


平助「莉奈ぁーーーーーー!!!」


左之「悪い悪い」


新八「大丈夫か?」


一「悪かった」


総司「何で目を離したの?」


平助「……………………………。」


総司「こいつが抜刀したら莉奈が斬られるか、莉奈が斬らなきゃならなかったんだよ?」


左之「だから、謝ってんだろ〜?」


新八「結局は莉奈が伸したんだろ?」


総司「それで莉奈を守ってるつもり?
悪いけど四人には莉奈は任せられない」


莉奈「お団子………」


左之「ほら」手を差し出す左之


莉奈「……………………………。
行きたいんだけど行って良い?総司」
ウルウル


総司「はぁ〜〜〜〜〜〜……先に行ってて?この人置いてから行くから……。」


莉奈「お名前伺っても宜しいですか?」


「オナゴに負けたなんざ一生の恥。名乗る訳なかろう!!」


莉奈「何処かで会ったことあります?」


「ねぇ〜〜よ」


莉奈「そうですか。すみません。私の思い違いですね」


左之「そこの甘味処にいる」
右手は左之。左手は平助に握られて甘味処に入った


総司「走って帰りましょう!莉奈護衛の仕事が入りました」



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