未来からの贈り物
莉奈「お団子二本と、きな粉餅と草餅とお茶下さい!」
平助「そんな食ったら夕餉食えなくなるぞ? 俺わらび餅と茶」
莉奈「初めての甘味処!江戸時代の甘味を堪能します!」ニコッ!
平助「お前が残した夕餉は俺が食う!」
楽しく甘味を堪能していると総司到着
総司「後で土方さんにたっぷり怒られますよ〜〜〜」ニコッ!
一「初めての説教………」
総司「そうなの?拳骨は痛いよ?」
莉奈「うん。痛そう」
左之「お前はしょちゅう殴られてたぞ?」
莉奈「え?私オナゴですよ?」
新八「体だけな?」
総司「新八!!!言葉に気を付けて!
そう言えば、さっき莉奈あいつに会ったことあるかって聞いてたけど…何か思い出したの?」
莉奈「って言うか、目付きが気になったから……」
一「目付き?」
莉奈「何か分からないけど……嫌な意味で懐かしいと言うか……」
左之「思い違いだと良いな」
平助「どの道あいつは捕まったからシャバに出るのは先の話だ」
莉奈「え?何の罪?」
総司「莉奈はそんな心配しなくて良いの! 草餅頂戴」パク
莉奈の手を掴み総司が噛み付いた
総司「ん……。美味しい!莉奈の食べかけなら尚旨し!」
平助「誰の草餅でも変わんね〜よ!」
莉奈「っっっ!!!」
総司「? どうしたの?」
莉奈「前にもこんな事あった……」
全「っっっ!!!」
莉奈「傘を取られて……んーーー。」
ズキッ!
顔を歪める莉奈
一「大丈夫か?」
莉奈「頭が痛い……」
平助「思い出してる……」
総司は机の下で手を繋いだ
莉奈「っっっ!!!」
総司「平助。団子もらうよ?」
ヒョイっと取り上げ莉奈の口の前に持って行く
莉奈が口を開けると
パクッ!
左之「ん。美味い!!!」
莉奈「あーーーーーー!!!
っっっ!!! 前もっっっ!!!」
総司「そう。思い出して来たね?」
莉奈「……………………………。」
平助「大丈夫?」
莉奈「うん………」
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