未来からの贈り物
莉奈「それは違います。海外へ戦へ行った日本軍は、見る敵全て殺すか強姦して来たんです。捕虜にした敵兵を餓死させた部隊もありましま。
それが無ければ本当の英雄になれたかもしれません。
日本は強い。世界的にも認められる程。
英雄なら英雄らしく、民間人には手を出して欲しくなかったです」
天皇「もし日本軍がアメリカを攻撃しなければ……」
莉奈「死者や家屋の損壊は、最小限に抑えられたと思います」
慶喜「今後、海を超えて戦する際には、武士らしく…、敵だけを倒さねばな」
莉奈「無駄な血は流さぬよう、気を付けないと……。分かった?晋作!玄瑞!」
晋作・玄瑞「何で俺たちなんだよっっっ!!!」
莉奈「血の気が多いからだよっっっ!!!」
晋作「女や子は斬れん」
莉奈「外での戦は銃です。一人でも、あり得ないほどの人が死にます。
逆も。 日本軍もありの様に死にます。
出来るだけ交渉で集結する様、心掛けますが、連合軍が戦を始めたら、手伝わねばなりません。造船所や、武器庫、基地、政府関連施設で終わらせる必要があります。分かりましたか?」
慶喜「過信は禁物だ」
全「はい」
莉奈「決して連合軍には勝てません。肝に命じて下さい」
近藤「そうだな………」
莉奈「はい。おしまい。晋作、玄瑞。敵国でも市民は敵じゃない。分かった?」
晋作・玄瑞「だから何で俺らなんだ!」
莉奈「だから……血の気が多いからでしょ!」
晋作「分かっとるわ!!!」
莉奈「刀を持たなくなっても武士の心を忘れないで下さい。刀を持つ者が武士ではない筈です」
慶喜「そうだな」
莉奈「倒す剣ではなく、守る剣であって欲しい」
家茂「よし!先ずは目先の戦だ」
晋作「幕府にも攘夷はいるだろう。新選組にも……。誰が味方で誰が敵かも分からぬではないか!」
慶喜「今洗い出してる。攘夷は賊軍として扱う。申し訳ないが、攻撃されたら殺らねばならん」
土方「組は、島田と山崎に洗わせてる」