未来からの贈り物
総司「不安なんだね……」
莉奈「…………………………。
戦なんて……やりたいわけないじゃん」
全「……………………………。」
家臣「我々は死ぬまであなた方について参りますっっっ!!!」
家臣「私も」
家臣「私もです」
家臣「あなたの為に…勝ち戦にします」
莉奈は布団を頭から被った
莉奈「クズ……グス……あり…がと…」
晋作「奇兵隊を嘗めるなよ?」
莉奈「知ってる……。グス…一緒に戦ったから……。赤根さんにも応援を……」
晋作「わかってる。今は何も考えるな」
玄瑞「赤根に会ったがな……。お前の事、褒めてたぞ。お前なら負けねぇ……」
莉奈「ふふ……。良かった……」
晋作「お前の弱点はなんだ」
莉奈「弱点? 総司……かな……」
晋作「男じゃねぇ。戦でだ」
土方「すぐ敵に情けをかける所。
すぐに持ち場を離れる所。我を忘れると、敵を切り刻んじまう所か……」
玄瑞「全部俺らの仲間だろ!口に気を付けろ」
土方「済まん。だが、こっちも戦ってる時は必死なんでな……」
晋作「お前の弱点は俺が庇う」
莉奈「凄くかっこいい事……言ってくれるね……グス……」
晋作「お前に助けられた命。お前の為に使う」
莉奈「フッ……うぅ……うぅ………」
総司「布団被ってて気付いて無いかも知れませんが、喋ってる男は莉奈よりもずっとずっと小さい男ですよ?」
晋作「ずっととは言うな。そして妬くな」
総司「ふふふ。私の嫁なんで……。手を出さないで下さいね」
晋作「出すかぁ!!! 土方に寝取られた癖に良く言うわっっっ!!!」
土方「済まんな……総司……」
莉奈「土方ぁ〜〜〜〜〜〜!!!」
土方「はいはい」