未来からの贈り物




土方「今は戦の事は考えるな。俺と祝言を挙げ、ヤヤコと仲睦まじく暮らす様を考えてろ」ナデナデ


総司「私です!私と祝言を挙げ、ヤヤコと暮らす様ですよ!!!」


慶喜「もしくは俺だ」


総司「違いますっっっ!!!」


莉奈「……………………………。
私は幸せ者ですね…………………。」


総司「僕も…………。幸せです」


土方「俺も……」


慶喜「あぁ」


土方「さっ!総司。帰るぞ!莉奈は早く治せよ!!! 莉奈を……お願いします」


慶喜「あぁ……。暴れるようなら縛っておくから心配するな」


総司「お願いします」



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一週間後、元気に屯所に帰った。


莉奈「ご迷惑お掛けしました」


近藤「良かった良かった」


莉奈「間も無く……天皇が民に知らせます。 準備をしておけとのことです」


土方「よし!これで戦を終わらせるぞ!」


幹部「はい!」


それからは、連日御所と屯所の往復の日々が続き、大体半々の戦いとなることが分かった


慶喜「出来るだけ殺さず捕縛」


家茂「大砲を使うのは、此方が危うくなった場合のみだ」


天皇「良いか……。死ぬな……」


全「はっ!」


天皇「敵、味方の判断をつける為、こちら側には紋の入った襷を渡す。必ず付ける様に」


全「はっ!」


慶喜「莉奈……。大丈夫か?」


莉奈「はい」


慶喜「言っておく事はないか?」


莉奈「生きて、自分の目で……先の世を見て下さい。 今まで不治の病だった病気が治るようになり、日本はとても発展し、世界中が一目置く国となります。
あなた方は、日本を担う者となるでしょう。

私に……力を貸してください。
私一人では何も出来ません。皆様の力あっての私です。

死なないで下さい。 誰一人欠ける事の無い様、気を付けてください。」


全「おぉーーーーーー!!!」


皆は莉奈の周りに集まり、頭をワシャワシャと撫で回した


莉奈「髪が激しく乱れました」


総司「死ぬなよ?組長命令だ」


莉奈「はい」ギューーーーーー!!!


天皇「明後日、民に発する。 準備をし、配置に着け」


全「おぉーーーーーーーーー!!!」


皆のテンションはMAXだ




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