未来からの贈り物



莉奈「そもそも幕府が西郷どんを疑うからいけないんだよ……薩摩がどれだけデカイ存在か分かってないんだろうなぁ〜……。松平容保だけじゃ…幕府が潰れちゃうじゃん……。はぁ〜〜〜〜〜〜…。新選組が大きくなるには……ん〜〜〜〜〜〜……難しい……。私の頭では無理!」ブツブツブツブツ


近藤がまた莉奈に拳骨をお見舞いした時……土方と総司が止めた。


土方「これから起きる事を話してる。聞いた方が良い……」ボソ


総司「何しようとしてるんだか…」ボソ


莉奈「鳥羽伏見の戦いは避けたい……。禁門の変で何とか食い止めなきゃな……。徳川慶喜は何故逃げた…
。近江屋は私が止めに入って暗殺を防げたとして……土方を支えながらの戦い…………五稜郭……か……」
ブツブツブツブツ


全「っっっ!!!」


総司「莉奈……おいで!!!」


土方と総司が莉奈の腕を引っ張り広間を出て……壬生寺へ……。


境内に莉奈の両脇に二人が座った


莉奈「どうしたの?」


土方「お前……この先何が起きるか知ってんのか?」


莉奈「…………………大まかには……。
でも、聞かない方が良い」


総司「我々にとって不利な事だから?」


莉奈「ん〜〜……。いつ誰が死ぬか…何て聞きたくないでしょ?それに…私の知ってる史実は曖昧な物だし…。
先読みして行動して脚色されていた話だと迷惑かかるしね?」


土方「…………………まぁそうだが…一人で抱えて辛くないか?」ギュー!

莉奈を引き寄せる土方


総司「いつも……そうしてるの?もしかして二人は…そうゆう仲?」


莉奈「気になる?気になる?」


総司「別にぃ〜〜?」


莉奈「あっそうですか」


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