未来からの贈り物
総司と莉奈は二人を無視して居間に戻る
左之「無視はいけませんっっっ!!!」
新八「危険を犯して台所まで行ったって言うのに………」
総司「台所まで八歩で辿り着きますし…………………戦中です」
左之「だからこそ……指揮を上げるんだろ?」
莉奈「上がりましたか?」
左之・新八「あたぼ〜〜〜〜よ!!!」
総司・莉奈「良かったね」
土方「何やってんだ」
総司「左之が……ふざけてます」
左之「い〜〜〜や、新八だ」
新八「また俺を売ったな?またか?今度は幽霊じゃなくて鬼に売ったな?」
平助「あのさ……畳に……引っかかってんだけど引っ張ってくれない?」
莉奈「え…………。何やってんの?」
畳に平助の裾が挟まって動けないでいる
平助「ちょっと畳が浮いてたからまた莉奈が躓かないように直そうと思ったら……着物が引っかかって……隙間なくなっちゃって畳が上に上がらない………」
全「はぁ〜〜〜〜〜〜………」
莉奈は抜刀し、畳の隙間に入れ、少し浮かせた
莉奈「持ち上げて〜〜〜」
左之と新八が畳に手を掛ける
少し浮いた隙に平助は引っこ抜いた
平助「ありがとう。畳に引っかかって動けなくて殺されるなんて、末代までの恥だ………はははは」
総司「そうだね……。平助に子供いないけどね………」
平助「これから作るんだ!莉奈と……」
ニコーーーーーー!
総司「(ニコーーーーーー!)
良かったね………」ガゴンッッッ!!!
ミニエーで頭を叩かれる平助
平助「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
それは痛過ぎるっっっ!!!」
頭を抱えて悶絶中…………………
ブワッッッ!!!
全「っっっ!!! ひぃっ!!!」
時「伊東甲子太郎が来ます。鈴木と、武田……あとは……知らない人……三人」
莉奈「…………………知らない人って……」クスッ!
時「莉奈………気を付けて………」
襖の向こうに行こうとしている時を呼び止めた
莉奈「時!!!…………ありがとう!」
……………………………………
左之「パチコ………」
新八「怖い……。足が動かねぇ……」
平助「やっぱり幽霊がいるんだ……」
バタバタバタバタバタ
全「っっっ!!!」