未来からの贈り物
改めて調印し直し、年が明け、天皇警護は解散となった………
幕府軍だけは暫く残り、様子をみることとなった。
その間に大阪城の修復………
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久々の屯所は………埃だらけだった。
年明けの仕事始めは大掃除から……。
総司は莉奈の荷物を眺め、
ボーーーーーーっと過ごす………
総司の部屋の掃除は平助と、一がした
総司「莉奈は?」
たまに、総司は莉奈が生きている錯覚を起こした………
平助「…………………厠………かな?」
総司「そう………」
一「……………………………。」
平助「パソコンの充電しとく?」
総司「うん。後で莉奈と見るから……」
平助「……………………………うん。」
……………………………………
左之「おぃっっっ!!! 文だっっっ!!!」
バタバタバタバタ
左之「……………………………。
置き手紙か…………………?」
幹部はまた散り散りになって部屋を隈なく探した。 幹部には全員分………
それぞれ文を読んで、直ぐ総司の部屋に集まった。 ミサンガを持って………。
莉奈は手紙と一緒に皆のミサンガを入れたのだ
其々、願いを込めて、また左手首に付けるのだった。
総司「僕は……まだ読まない………」
封を切らずに懐にしまった………。
土方「巡察が始まるまでには、何とかしろよ? 総司…………」
総司「……………………………。はい」
近藤「眠れないのか? 目の下……」
総司「毎日、莉奈と寝てましたから……、一人で眠れなくなってしまいました……。はは………。」
全「……………………………。」
平助「一緒に寝てやろうか………」
総司「うん。いい! 間違いが起きたら困る…………………」
平助「っっっ!!! それは困るっっっ!!!」
一「一度医者に行った方が良いんじゃないか?」
総司「医者に行っても莉奈は戻らない」
左之「総司…………………」
新八は何気無くパソコンの電源を入れた
デスクトップに見たことないフォルダがあった
そこには……………
みんなへ……………
と、書かれたフォルダ名…………
新八「おぃっっっ!!!見ろっっっ!!!」
土方「開けろっっっ!!!」
総司「……………………………。」
新八がクリックすると…………