未来からの贈り物




莉奈はスタスタとお孝と父から離れた…


お孝「…………………………。」


父「……………………………。
頑固だな………」


お孝「勇様の血を引いたんやな………」


父「みんな待ってんのにな…………」



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翌日………

一日で二ヶ月……。 過去では一年と十ヶ月。


漸く一日で二ヶ月の大きさを理解した莉奈。


また一日が過ぎ、丁度二年になった……


莉奈「…………………戻りたい………」


でも、踏ん切りが付かなかった……。


そして……三日が経った………。


過去では五月三十日………


プチンッ!


莉奈「っっっ!!!」


ミサンガが切れた…………………。


総司は結核にかからずに………


生き延びた…………


ポロポロポロポロポロポロ


莉奈「お父さん……。私……帰りたい」


父「あぁ………。

その言葉を……待ってた………」


莉奈「京に戻して………。」


父「分かった。此れは、父から最期の贈り物だ。 情けない父親で……悪かった……。

お孝さん…お願いします。 もう一つは?」


莉奈「お父さんの幸せを願う………」


ギューーーーーー!!!

父「……………………………。

ありがとう………。 幸せになれよ?

子供を沢山作って…幸せな家庭を…」


お孝「呉々も…勇様を宜しくおねがいしますよ?」


莉奈「うん………。ありがとう!!!」


莉奈は……光に包まれて天界から消えた



……………………………………




父「二つ目の願いは………

莉奈の髪色を黒に戻し、元の綺麗なストレートに戻してくれ………。

本来の莉奈に…………………」


お孝「ふふふ。 分かりました。
京で良かったん? みんなは東京よ?」


父「本当に結ばれるなら……何年経っても……出会えるだろ……?

息子の……力試しかな……?ははは」





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