未来からの贈り物
莉奈「お勇。今日何食べたい?
おじちゃん達がご馳走してくれるって?」
お勇はデジカメから目を離し、莉奈を見る
お勇「たまご!」
莉奈「莉奈のたまご?」
お勇「うん!」
莉奈「…………………良い?」
土方「…………………。ゆっくり話したかったがお勇が言うんじゃ仕方ないな……」ナデナデ
莉奈「買い物行って来ますね?」
左之「俺らも食う!!」
莉奈「わかってま〜〜〜す!!!」
土方「ほら………」土方が金子をくれた
莉奈「こんなに……良いんですか?」
土方「たまごは高いからなぁ〜〜〜」
莉奈「ありがとうございます。
何にしようかなぁ〜〜〜」ニコッ!
平助「遅くなっちゃったから簡単で良いぞ〜〜〜!!!」
莉奈「ありがとう! お勇!行くよ〜!」
お勇「行ってらっしゃい!」ニコッ!
莉奈「えぇ〜〜〜〜〜〜!!!
莉奈悲しいんですけど〜〜〜……」
総司「僕が行くよ!」
莉奈「あ……でも、お勇……」
左之「俺らも餓鬼いるから面倒位みれるから! 夫婦水入らず……。行って来い」
新八「茶屋行くなよ〜〜〜?腹減ってるからぁ〜〜〜」
莉奈「お勇の前で言わないで………」
土方「分かるわけねぇ〜〜〜だろ!!」
総司「ほら。早く行こっ!」
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総司と二人、手を繋いで歩く………
総司「幸せだね」
莉奈「うん!この上なく!!!」
総司「夕餉は何にするの?」
莉奈「ん〜〜〜……。土方さんがたんまりくれたからね…奮発しちゃおうか!」
総司「うん!」
莉奈「カツ買ってカツ丼にしようかな?」
総司「今から揚げるの?」
莉奈「ううん?カツは買って、卵でとじるだけーーー。簡単でしょ!」
総司「よく分からないけど………」
莉奈「たまご買ってカツ買って帰るよ! ご飯は炊かなきゃいけないから……」
総司「うん」
こんな何気ない会話が……凄く幸せ!
莉奈「……………いつ帰るの?」
総司「明日」
莉奈「…………………。そっか……。
淋しいな…………」
総司「なんで?」
莉奈「…………………また……離れ離れになっちゃうじゃん……」
総司「はぁ?」
莉奈「明日帰っちゃうんでしょ?」
総司「莉奈も帰るんだよ?」
莉奈「え?」
総司「え?」
莉奈「え?」
総司「まさかとは思うけど……仕事かなんかで京に来てると思ってる?」
莉奈「はい。で、近藤さんにお孝さんと、お勇の様子を見て来いみたいな事を言われて、たまたま私に会ったんだと……」
総司「はぁ〜〜〜〜〜〜………」
莉奈「はい?」
総司「皆で迎えに来たんだよ?」