未来からの贈り物
莉奈「…………………。
だから………なんで?」
総司「莉奈が残したミサンガ……。偶然、全員が莉奈の帰還を願ってたんだよ……。
切れた瞬間、土方さんが飛んで来て、支度しろっっっ!!!って言って……、
わざわざ宗次郎くんで飛んで来たって訳………」
莉奈「……………………………。
莉奈………。泣きます………。」
総司「良いよ?おいで?」クスクス
総司の胸の中で沢山泣いた
莉奈「嬉しい……。でも、行けない」
総司「え……。何でっっっ!!!」
莉奈「お孝さんの仕事が波に乗るまでお勇の面倒みなきゃいけないの」
総司「駄目です!莉奈は連れて帰ります! 直ぐに子供作ります!もう離れない!」
莉奈「総司ぃ〜〜〜〜〜〜………。
じゃあさ、今夜子供作って、毎月お金送って?」
総司「……………………………。
馬鹿なの?」
莉奈「ふふふ………」
総司「莉奈は連れて帰る!何も聞かない!!! お孝さんに金子渡してでも帰る!そもそも父上の子なんだから父上が金子送らないのがいけないんだ!!!」
莉奈「落ち着こうよ……総司くん」
総司「…………………。お勇、東京に連れて行く?」
莉奈「……………………………。
馬鹿なの?」
総司「莉奈を連れて帰るのに手段は選ばない!!!」
莉奈「早く帰ろう?お勇がお腹空いてる筈だから………」
総司「連れて帰るからねっっっ!!!」
莉奈「お孝さんと相談するっっっ!!!」
急いで材料を買って帰った
左之「茶屋行くなって言ったよなぁ…」
莉奈「行ってねぇよっっっ!!!」
新八「遅いんだよっっっ!!!」
総司「莉奈が泣いちゃって………」
土方「どうした?」
総司「私達が此処に来た理由を話したんです」
土方「そうか……。嬉しかったか?」
莉奈「この上なく」
土方「帰ろう……。俺らの家に……」
莉奈「……………………………。」
一「どうした?」
莉奈「お勇を一人に出来ない……」
一「お孝さん、帰ってないのか?」
莉奈「帰ってくるけど、朝早くから夜遅くまで働いてるから………」
土方「勝っちゃんは何やってんだ!
金送ってねぇのか?」
莉奈「貰った金子は、もう底をつく様です……」
土方「幾ら持って来てる?」
左之「十両」
新八「十二両」
一「十二両」
総司「十五両」
平助「十八両」
土方「俺は三十両。とりあえず、帰る費用を引いて五十両を置いて行く。
帰ったら勝っちゃんに早急に送る様にする。 此れで良いだろう。
ちゃんと毎月、親子が食って行ける金を送る様に言う。 どうだ?莉奈」
莉奈「急に仕事辞められますかね?」
土方「お前は連れて帰る。此れは譲れねぇ……」