未来からの贈り物
左之「総司が我慢出来そうにないなら俺が代わりに莉奈と寝てやる」
平助「そこは一人もんの俺が……」
土方「まぁ……。俺だろうな……」
総司「大丈夫。我慢します」
莉奈「いえ……。私はお勇と寝ますので………」
総司「え?」
莉奈「明日でお別れですから……。
一緒に寝たいんです。ダメですか?」
総司「…………………良いけど………」
平助「言われてみたいな………」
全「お休み〜〜〜〜〜!!!」
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翌朝……
総司「絶対泣いちゃだめだよ?」
莉奈「…………………無理………」
土方「馬乗って帰るんだぞ?濡れたくねぇ………」
莉奈「それでも……無理です………」
お勇号泣の中、涙を止められるわけがない!
泣き疲れてお勇が寝た所で京を経った
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今回は莉奈がいる為、夜通し走る訳にはいかない……。
毎日宿をとるが、お孝さんにお金を渡してしまったから全員同室で節約。
東京に着いたのは一週間後………。
江戸城に着く頃には莉奈はクタクタ……
莉奈「…………………疲れた……」
土方「此れからが大変だ……」
門番「莉奈!お帰り!」
莉奈「ただいまぁ! 暑いから大変だね。ご苦労様です」
門番「髪の色………」
莉奈「天界からの追放により人間になりました」
門番「っっっ!!! 天女じゃなくなった?」
莉奈「はい。もうただの人間です」
門番「………………大丈夫でしょうか」
莉奈「大丈夫。大丈夫!ではまた……」
……………………………………
バタバタバタバタバタバタバタバタ
ドーーーーーーンッッッ!!!
莉奈「…………………痛い………」
慶喜「お帰り!!!」
莉奈「降りて………。苦しい………」
現状を説明しよう
廊下で慶喜に押し倒され、軽く脳震盪を起こしている莉奈に抱き付いている
総司「(ワナワナワナワナワナワナ)
妻から降りて下さい………………。」
慶喜「二年分の抱擁を………」
総司が莉奈を起こし、立ち上がらせる
慶喜「おまっっっっ!!!髪っっっ!!!」
莉奈「……………………………。
気付くの遅いよ……………。
天界から追放。私はただの人間」
慶喜「より美しくなったな……。
力がなくても腕があるから良い……」