未来からの贈り物




莉奈「ただいま。慶喜!」ニコッ!


慶喜「ずっと待ってた。さ、天皇の下へ行くぞ」


莉奈「うん」



……………………………………




天皇「髪っっっ!!!」


莉奈「第一声がそれですか? ただいま戻りました。天界からの追放により、ただの人間の沖田です」ニコッ!


天皇「そうなのかっっっ!!! 英語はっっっ!!!」


莉奈「英語は天女の力では無いので心配ご無用」


天皇「そうか……。お前はこれからどうするのだ」


みんなが莉奈を見る


莉奈「屯所に戻り、家を借り、沖田と暮らします。戦や政以外では沖田の妻を……。」


総司は終始ニッコニコ


慶喜は不機嫌


莉奈「晋作や坂本さん達は………」


慶喜「長崎へ………」


莉奈「そうですか………」


慶喜「帰ったら知らせる……」


莉奈「お願いします」



……………………………………




最後に……父上……


スパンッ!


莉奈「ただいま帰りました」


近藤「髪っっっ!!!」


デジャヴ………


莉奈「……………………………。
天界からの追放により人間になりました」


ギューーーーーーー!!!


近藤「よく帰ったな………。京では何処に居たんだ」


莉奈「お孝さんの所にいました。

父上、座って下さい。話したいことがあります」


近藤「なんだ」


莉奈「座って」バンバン!

畳を叩く莉奈。近藤が座るのを確認し、話し始める


莉奈「作ったら放置ですか?」


近藤「はぁ?」


莉奈「お勇です。もうお金がありません。毎月ちゃんとお金を送って下さい。

二人分の生活費を……です」バンッ!


近藤「金は置いてきたぞ?」


莉奈「子供を育てるのは大変なんです。お金がかかるんです。毎月決まった額を送って下さい。父上がいない分、淋しい思いをさせないで下さいっっっ!!!

ずっと……父上のほとがらを見てましたよ? まだ二歳なのに……父上を想ってるんですよ?」


近藤「……………………………。
分かった。金は毎月送る。お勇は元気か?」


莉奈「はい」動画を近藤に見せる


近藤「……………………………。」


莉奈「やはり……妾は禁止にすべきです。当たり前の愛情を受けられない」


慶喜「それはちょっと………」


莉奈「妻を抱けば良いじゃない」


慶喜「俺にはまだ莉奈を側室にすると言う野望が………」


莉奈「ありませんっっっ!!!」
バンッ!バンッ!バンッ!


平助「本当に力を失ったのか?」


莉奈「あのさ、部外者は黙ってて?今父上と話してるんです」ギロリ


新八「怖ぇ〜〜〜」




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