未来からの贈り物
莉奈「…………………ん〜〜〜……。
んーーーーーー???」
土方「総司っ!近藤さん呼んでこい!」
総司「はいっ!!!」バタバタバタバタ
土方「目覚めたか………?具合は……。
何処か痛いとこないか?」
莉奈「(ガクガクガクガク)」
莉奈は布団を持って壁際まで後ずさった
土方「…………………。酷ぇ事されたのか? 大丈夫だ……。何もしない。
名は……何と言う」
莉奈「…………………。(ガクガク)」
土方「俺の話している言葉は分かるか?」
土方は莉奈に近付き、頬に触れる
莉奈「(ビクっっっ!)い……いや!
触らないでっっっ!!!」
土方は手を引っ込めたが、今度は両手を伸ばし、莉奈を腕の中に閉じ込めた
土方「大丈夫だ。 何もしない……」
莉奈「(ガクガクガクガクガクガク)」
スパンッ!
近藤「っっっ!!!
……………………………………。
歳ぃ〜〜〜〜〜〜!!手を出すなとあれ程言っただろぉ〜〜〜〜〜〜!」
ゴンッ!
莉奈「(ビクッ!)イヤ…。殴らないで…。お願いだから……。助けて……」
土方「大丈夫だ。叩かれたのは俺だ…。
何もしない。お前に手は挙げない」ナデナデ
総司「酷い目に遭ったんですね……。」
近藤「…………………美しいな……」
土方「さすが天女だな………」
莉奈「??? (ガクガクガクガク)
離して……。此処は………」
近藤「此処は……壬生浪士組屯所。
俺は此処の局長……近藤勇。あなたは?」
莉奈「…………………近藤……勇?」
近藤「あなたに危害を加えるつもりはない。空から舞い降りたあなたを助けただけだ」
莉奈「っっっ! 空から………?」
土方「強い光が放たれ、お前が降ってきた。 それと一緒にな………」
と、スーツケースを指差す土方。
莉奈「あ……ありがとう……ございます。 私は………莉奈……です」
総司「莉奈……可愛らしい名前ですね」