未来からの贈り物
土方「っっっ!!! 何で………」
莉奈「私の力不足です」
土方「…………………大丈夫だ……」
慶喜「………………………………。」
天皇「…………………明日発っする」
莉奈「明日からですかっっっ!!!」
天皇「此れからは軍として働いてくれ」
ポロポロポロポロ
莉奈「……………………………。」
ザーーーーーーーーーーーー
慶喜「…………………力失ってないじゃ無いかっっっ!!!」
莉奈「…………………何で………」
土方「帰るんだ。泣き止め」
土方は立ち上がり、莉奈の腕を引っ張り、立ち上がらせた
土方「では……また明日……」
……………………………………
帰り道、キョウを抱っこしながら歩く。
土方は莉奈の腕を引っ張り、路地に引き込んだ
莉奈「ぎゃっっっ!!!」
土方「……………………………。
史実通りか………?」
莉奈「…………………少し早いです。
本来なら今は戊辰戦争中。 父や総司はもう亡くなってます」
ギューーーーーー!!!
土方「…………………少しこのまま…」
莉奈「はい。 泣いて良いですよ?」
背中をトントン叩く。
左腕だけでキョウを抱いているため腕がプルプルしている
組の誰かに見られたら間違いなく総司が発狂するだろうな………
土方の肩が震える…………
莉奈「誰にも言いませんから……。
総司にも………」トントン
土方「……………………………。」
莉奈「悲しいね………。未来で聞いた時は歴史の中の一部分に過ぎなかったけど……、当事者を目の当たりにすると心臓握り潰されたみたい………」
土方「…………………武士は必要無くなった………」
莉奈「本来なら、平和になった証なんですから……喜ばしい事なんですけどね………」
土方「……………………………。
俺も……必要ねぇのか………」
莉奈「必要だから最高司令塔になったんですよ………。 特にあなたは……指揮官として優れているんです。 必要ないわけないじゃないですか………」
土方「……………………………。
莉奈がいると……弱くなるな……。」
莉奈「…………………。常に強くしている必要も無いんですよ?」