未来からの贈り物




土方「……………………………。
総司がいなきゃな………」


莉奈「まだ言いますか?」


土方「ふっ!黙れ………」


莉奈「もう……総司が死んでも、他の誰かを好きになる事は無いと思います」


土方「黙れ…………」


莉奈「帰ろう? 私達の家に………」


土方「あぁ………」


莉奈「キョウを抱っこして下さい。
左腕がもげそうですっっっ!!!」


土方「あぁ。 来い。キョウ………。」


土方は高くキョウを、抱き上げた


土方「俺の嫁に来いよ? あと13年待っててやる」


莉奈「誰が老いぼれに嫁がせると思ってるんですかっっっ!!!」


土方「キョウ次第だ……」


莉奈「総司に、殺されますよ!」


土方「お前もキョウも諦めなきゃなんないのか?」


莉奈「えぇ。その通りです」


土方「こうしてると町人には俺らを家族としてしか見てねぇよ?」


莉奈「毎日三人で出掛けてますしね」


土方「戯言でも良い…………………」


切ない…………………


土方さん……。ごめんなさい……。




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屯所に帰り、皆に内容を伝えた。


莉奈は、此処に居るべきではない……と、キョウを連れて帰った


莉奈「今日、パパが帰って来たら、いっぱい抱き締めてあげてね?」


キョウ「ふっ!」


莉奈「…………………。そこ………
笑うとこじゃないよ?
まぁ、ニコニコしてるのは大事!

さ!ご飯作るから……待っててね……」


お風呂の用意をしてご飯を作った……



……………………………………




総司はその日は帰らなかった………


土方が迎えに来て御所へ向かう


莉奈「総司大丈夫?」


土方「泣いてた」


莉奈「…………………でしょうね……。

今日は……戻るかな………」


土方「泣くなよ? 濡れたくねぇ……。
キョウも風邪引く」


莉奈「はい」


土方「今日は帰るように言うから……」


莉奈「…………………はい」



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