未来からの贈り物




総司「ただいま〜〜〜!!」


莉奈「お帰り……総司」

ギュ!


総司「ただいま」ナデナデ


莉奈「ご飯温め直すからキョウとお風呂入ってくれる?」


総司「良いよ」



……………………………………




ご飯を食べてキョウを寝かせた


コトン


ちゃぶ台にお茶を置いた


莉奈「…………………お疲れ様でした」


総司「うん。ありがとう………」


莉奈「此れから……忙しくなるから……出来るのなら、帰ってね?」


総司「うん。分かった」


莉奈「泣いて良いですよ〜〜〜〜?」


総司「え?」


莉奈「胸……かしてあげる!」


総司「平気」


莉奈「そう…………」シュン


可愛くねぇ………


莉奈はお茶を持って縁側へ行き、空を見上げた


はぁ〜〜〜〜〜〜………


ギューーーーーー


莉奈の後ろに座り抱き着く総司


莉奈「ふふふ…………………」


総司「……………………………。」


莉奈は総司の手にそっと手を添えた


総司「僕には………剣しかなかった…。
銃でも組長でいられるかな………」


莉奈「組長じゃなくても良いよ?
総司は総司だし、総司らしく生きて?」


総司「……………………………。
給料が減る…………………」


莉奈「質素で良いんだって…私は。

私も働いてるし……。私は総司がいれば幸せ。他には何もいらない」


総司「……………………………。
抱いて良い?」


莉奈「ふふふ。良いよ? 夫婦なんだし」



相変わらずラブラブな二人なのでした



ーーーーーーーーーーーー



ニ年後……


廃藩置県と秩序処分が漸く起動に乗り、
日本は落ち着いた。貿易もうまく行き、同盟国とも仲良くやってる


晋作達とも友好………



パタパタパタパタ
キョウ「パパーーーーーー!!!」


総司「キョウ!! どうしたの?」

キョウを抱き上げる総司


屯所を訪れた莉奈とキョウ


莉奈「差し入れーーーーーー!!!」


大量の重箱を左之に渡した


左之「何だ?」


莉奈「卵焼きとおにぎりだよ!!!」


総司「何で?」


莉奈「キョウがパパに会いたいって言うから。折角だから差し入れ。

みんなご苦労様ぁーーーーーー!!!」


あまり家に戻れない位の忙しさで、キョウは寂しがる。キョウが寝た頃に帰り、キョウが起きる前に家を出てしまうから、基本、休みの日しか会えない。



< 512 / 519 >

この作品をシェア

pagetop