未来からの贈り物




土方「…………………。今日はもう帰れ?お前の分は俺がやっとくから……。

たまには家族とゆっくり過ごせ……」


総司「ありがとうございますっっっ!」



スタスタスタスタ


ヒョイッ!

近藤「何だ。キョウ……来てたのか?」


キョウ「ぐらんぱ!!!」ギューー!


四十になる前におじいちゃん………。


この時代じゃ普通なんだよね………


近藤「どうした?」


総司「二人目が出来たみたいです」ニコッ!


莉奈「すみません。孫が増えます……」


近藤「本当かっっっ!!! めでたいめでたい。 姉上……。頑張れ!!!」


キョウ「ふっ!」


莉奈「ねぇ……たまに、この子、鼻で笑うけど、これやめさせたくない?
小馬鹿にしてるようでイラっとするよね………。」


総司「産まれた時からやってたよね………」


土方「俺の血を引いたな……」


総司・莉奈「どうやって?」


土方「ゲラゲラゲラゲラ。相変わらず息は合ってるな…………」


総司「お陰様でおしどり夫婦ですから」


莉奈「ふっ!」


左之「お前も今鼻で笑った………」


莉奈「そんなこと無い。さっ!総司帰ろう? 折角土方さんから許しが出たんだからキョウと遊んであげてよ!」


総司「うん?そうだね……。じゃ、失礼します。 キョウ。おいで? 河原に行こうかっっっ!!!」ニコッ!


キョウ「行くーーーーーー!!!」


莉奈「総司お借りしますね〜〜!!!」


土方「あぁ?また明日〜〜〜!」


全「キョウまたなっっっ!!!」


キョウ「ばいばい」手を振るキョウ。


全「ばいば〜〜い!」手を振る幹部。


キョウに単語を教えると、関わる事の多い幹部は覚えざるを得ない。


キョウ「豊玉! おうちで待ってるね!」


土方「悪いっ! キョウ。仕事が出来ちまって今日は帰れねぇ………」


キョウ「えーーーーーー!!!」


総司「パパがいるから良いでしょ!!」


キョウ「ふっ!」


総司「……………………………。
その笑い方やめた方が良いよ?オナゴなんだから鼻で笑っちゃ駄目です」


キョウ「はい!」


総司「うん!良い子だね!」




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