未来からの贈り物
総司「じぃじとばぁばは何か言ってる?」
キョウ「いつも見てるって! ママの大きいカバンは、ばぁばがあげたもの。
ネックレスはじぃじがママにあげたもの……。じぃじとばぁば。いつもママに謝ってるよ?」
莉奈「うぅーーーーーー………」
総司は莉奈を抱き寄せた………
総司「……………繋がってたんだね」
莉奈「うわぁ〜〜〜〜〜〜………」
キョウ「泣いてるの?」
総司「ママは……嬉しくて泣いてるんだよ……? また、じぃじとばぁばとお話したら、聞かせて? そうたの話も…」
キョウ「うん!」キョウは総司に四つ葉のクローバーを渡し、また探し始めた
総司「これ……貰って良い?」
組と家族写真が入ったロケット……
莉奈「うん……。付けてあげる」
総司「凄い顔………」
莉奈「川に投げ捨てますよ?」
総司「折角の未来からの贈り物を?」
莉奈「あ。な。た。を……です!!!」
総司「酷い妻…………」
莉奈は総司にロケットを付けた
総司「付けてあげる」
莉奈「うん………ありがとう……」
総司「さて……何食べたい?ご飯食べて帰ろう!!!」
莉奈「おずじ………」
総司「…………………?なんかマズそうな言いかただね……。キョウ!おいで!
」
キョウ「はぁ〜〜〜〜〜〜い!!!
はい、ママ!!!」
四つ葉のクローバー………。
莉奈「凄くね? あり得ないっしょ!」
総司「君の言葉遣いもあり得ない……」
総司と莉奈の間に小さなキョウを入れて三人で手を繋いで歩き始めた。
キョウ「お寿司食べたいっっっ!!!」
総司・莉奈「………………………。」
総司「親子だね………」
莉奈「贅沢者っっっ!!!」
総司「たまには良いんじゃ無い?
頑張ってんだから……ご褒美!!!」
莉奈「そうですね。毎日走って小石集めに大忙しですもんね……。」
総司「ふふ……。小石集め………。」
莉奈「キョウの着物の袂には常にビッシリ小石が入ってます。重いだろうね……。
何鍛えてんだか…………。」