未来からの贈り物




莉奈「もうイイよ……。みんな私のせいで喧嘩しないで。どんなに私が美しく綺麗な体で……お茶目な私でも……。
天女は総司の物ですから………。

美しいのは罪ですね………………。」


全「ゲラゲラゲラゲラゲラゲラ」


莉奈「平隊士と山崎さん、武田さんには笑う資格なしっっっ!!!」


武田「何故だ」


莉奈「私より弱いし……武田さんは男色だから」


武田「……………………………。
俺がお前を殺す」


山崎「俺は?」


莉奈「私の子分だから」


山崎「何をぉ〜〜〜〜〜〜???」


総司「莉奈に触れていいのは私だけです」


山崎「悪いがこいつは間も無く死ぬ」


総司「私があなたを殺しますよ?」


山崎「こんな雌ブタ………」


総司「(ピクッ!)雌ブタ?」


山崎「大して可愛くもない……いつもブーブー泣いてる豚やろ」クスッ!


莉奈「せめて兎」


左之「莉奈……兎を見たことあるのか?兎ってぇのはなぁ〜〜平助みたいに可愛らしい子なんだぞ?お前は良くて猪ってトコだ」


莉奈「っっっ!!! 良くて猪………」


新八「左之……莉奈を猪だなんて……可愛く言い過ぎっっっ!!!」


総司「本気で斬るよ。」ギロ


莉奈「全力で助っ人いたす!!!」


総司「かたじけない」


莉奈「よきに計らえ」


総司「……………………………。」




ーーーーーーーーーーーー




朝餉後……

近藤さん山南さん源さんの見守る中


怒りに満ちた総司による私闘が始まった。

私闘=法度=切腹


莉奈「近藤さん……良いんですか?私、総司が死んだら困ります」


近藤「なぁ〜〜〜〜に……今は平隊士もいないし…試衛館の時はこんなのしょっ中だったよ……。それに……最近、歳は文机での仕事ばかりで稽古してないからな……体がなまってるはずだ。思う存分発散させてやれ……」


莉奈「切腹はなし……ですか?」


近藤「総司がキレたら俺が止めるさ。
莉奈を守るために戦うんだろ?良い男になったな」


莉奈「やってることは子供ですけどね」


近藤「今まで我慢させて悪かったな。
総司を頼むぞ? 莉奈…………。」


莉奈「近藤さん…………」


近藤さんは莉奈の頭をポンポンと叩いた


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