未来からの贈り物
総司が起き上がり、莉奈を抱き締めると
傷だらけの仲間達が二人を囲んだ。
土方「ゲラゲラゲラゲラ。酷ぇ顔」
総司「ケラケラケラ。土方さんこそ」
左之「呑みてぇな………」
新八「呑まないと痛くて眠れねぇよ」
平助「莉奈!俺は諦めない!!!」
総司「まだやる気?」
平助「隙あらば盗む!!!」
総司「その時が平助の命日になるんだね」
土方「平助……諦めろ。莉奈は俺のだ」
総司「土方さんの命日も平助と同じ日だね」
土方「冗談だ。莉奈……総司に幸せにして貰え」
と、莉奈の頭を撫でた
近藤さん、山南さん、源さんも寄って来た。
近藤「総司……俺も超えやがったな」
総司「まだまだですよ!」
山南「莉奈の護衛は総司が適任だね」
源さん「莉奈を幸せにしろよ?」
総司はみんなから撫で回されてボッサンボッサンだ
莉奈「みんな立てる? 広間で手当てしよう?」
平助「此処でやれば良いじゃん」
莉奈「何様っっっ!!!」
総司「待ってるよ〜〜〜」
莉奈「…………………。クソッ!待っておれっっっ!!! 今すぐ持って来てお前ら全員!丁寧に丁寧に手当てしてやる!」
バタバタと、道場を出た莉奈
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近藤「お前ら…かっこ良かったぞ? 一人の女の為に…やりあうなんてな!」
土方「莉奈の前で恥晒しただけだ」
左之「総司に手柄全て持ってかれた」
総司「私が負けたら莉奈が手に入らない。こっちだって命がけだったよ……」
近藤「処分は一月の厠掃除!!一人ずつ順々にやれよ!!!
お前らは俺にとって大事な仲間だ」
ゲラゲラ
三人は道場から出た
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