未来からの贈り物
日常




翌日………


莉奈「怪我してない幹部は……。
っっっ!!! みっけ! 武田さん!」


武田「何だ」


莉奈「反物屋さん?呉服屋さんって何処にあります?」


武田「ん〜〜〜〜〜〜……何だよ……」


莉奈「作りたいものあるんだけど、付き合ってくれません?」


武田「お前……給金貰ってないだろう」


莉奈「お金があったら付き合ってくれます?」


武田「あぁ………」


莉奈「土方さんの所へ行ってきます!!!」


武田「部屋にいる」


莉奈「はぁ〜〜〜〜〜〜い!」



ーーーーーーーーーーーー




莉奈「莉奈です」


土方「入れ」


スーーーーーー


莉奈「ふっ! 失礼します」


土方「今笑ったよな………」ギロ


土方は右目の瞼を切ってしまい、青タンになって腫れ上がり、目があかない。


莉奈「美しい顔が台無しです。お岩さんみたいですよ?」


土方「知ってる」


莉奈「お金が欲しいんです」


土方「何に使う」


莉奈「総司には言わないで欲しいんですけど………」


土方「贈り物か? 断る!!!」


莉奈「総司は……今年の六月に吐血します。 意味……分かりますか?」


土方「っっっ!!! 労咳………」


莉奈「防ぎたいので、私の知識全てかけて予防したいんです。」


土方「お前…………。労咳になると分かって……総司を好いたのか?」


目を見開く土方


莉奈「…………………はい。」


土方「…………………で?」


莉奈「マスクと言って、埃や菌が入り込まないようにする口に覆うものを作ろうと思いますが……総司に知られたくないんで、組全員に義務付けて欲しいんです。近藤さんや土方さんも外出には必ず付けて、やらないものには罰を……」


土方「……………………………。」


莉奈「総司に言わない理由は……労咳は死病です。夢半ばで死の宣告は、総司にとっても組にとっても良くありません。近藤さんの為に生きている彼には辛過ぎます。 史実では……大きな戦は全て出てません。もし、発症してしまったら、最期まで一緒にいます」


土方「っっっ!!! 最強の総司がっ?」


莉奈「布を大量に買いたいんです」


土方「分かった。隊費から出す」




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