未来からの贈り物




莉奈「それから……私を一番組に置いてもらえませんか?」


土方「ダメだ」


莉奈「武田さんに勝ちましたよ?」


土方「試合じゃないんだ。斬り合いだ」


莉奈「分かってます。総司が倒れたら対処できるように………。 マスクが全て完成してからでいい。それから…お金が欲しい」


土方「……………………………。
考えておく。お前を巡察に出したくねぇんだ………。」


莉奈「あと………手洗いうがいの徹底を………。総司に限らず、風邪の予防になります。
悪いことは見た目が悪くなることと、少し息苦しくなります」


土方「見た目は大事だ」


莉奈「お岩さんには必要ですよ?目は隠せませんけどね………」


土方「……………………………。

早く買うもん買って作れっっっ!!!」


莉奈「はい。 失礼します」


土方「ちょっと待て! 一人じゃねぇよな………」


莉奈「武田さんが行ってくれるって!」


土方「武田なら大丈夫だな。行って来い」


莉奈「失礼します。お岩さん」


スパンッ! スパンッ!


土方「……………………………。
総司…が……労咳……。莉奈は辛くねぇのかよ………。手の震えが止まらねぇ」



ーーーーーーーーーーーー



武田さんと京の街を歩く。


私は傘を被る。明らかに変態コンビだ。


武田「何を作るんだ?」


莉奈「マスクと言って、口を覆う物です。流行病や埃を体内に入るのを防ぐので、京都守護職の新撰組には必要だと思って………」ニコッ!


武田「天界では使うんだな?」


莉奈「はい」


武田「代物だな」


莉奈「そうですね! でも作るのは私なんで、未来より性能は下がります」


武田「ないよりはマシだろう」


莉奈「はい。もちろん!」


武田「此処だ。入れ……」


……………………………………



ん〜〜〜〜〜〜。できるだけ薄い生地を二枚重ね。間にフィルターになるもんないかなぁ〜〜〜。


出来るだけ安く………………。



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