未来からの贈り物
土方「更に美しくなったな……」
左之「あ……あぁ……」
新八「……………………………。」
平助「……………………………。」
莉奈「……………………………。
誰が畳を捲ったんですか?」
全「……………………………。」
莉奈「誰ですか………」
土方「…………………平助」ボソ
平助「っっっ!!! 違っっっ!!!」
莉奈「畳を捲ってくれてありがとう。
更に、少し浮かしといてくれてありがとう。 すっごく……楽しかった」
バッチーーーーーーン!!!
総司は三次被害を防ぐ為に、莉奈を抱き上げて部屋へ戻った
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左之「新八はん……綺麗な紅葉どすなぁ〜〜」
新八にしな垂れる左之
新八「あぁ……見事な紅葉だ……」
肩を抱き寄せ左之の頭を撫でる新八。
左之「土方はんもご一緒にどぅどすかぁ〜〜〜?」
土方「共に紅葉狩りをしたい処だが……生憎、仕事が立て込んでてな……。
悪いが縁側で続きを楽しんでくれ……」
左之「こんな大きな見事な紅葉は見たことないどすぇ〜〜〜〜〜〜………」
新八「あぁ……立派な紅葉だ……」
平助「ねぇ………顔の感覚無いんだけど……頬付いてる? 心なしか……新八達の声が聞き取りにくい………。
あーー。あーー。」
土方「早く出てけっっっ!!!」
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総司「大丈夫?」
莉奈「目も鼻も掌も痛い………。」
総司「寝たい?座りたい?」
莉奈「壁に寄っかかって座りたい」
総司「寒くない?」
莉奈「寒い………」
総司は掛け布団を出して壁に寄り掛かり
胡座をかいてポンポンっと膝を叩いた
総司「おいで?」
莉奈は総司の膝に座って首に顔を埋めた
総司は布団を掛けて抱き締めた
総司「こんなにグチャグチャの莉奈でさえ愛おしい……。僕は病気だね……。」
莉奈「失礼にも程がありますね」
総司「クスッ! 冗談。愛してる」
莉奈「うん……。」
総司「まだ酔ってる?」
莉奈「転んだ時点で覚めてますよ?」
総司「じゃあ……何で甘えてるの?」
莉奈「分からない……。落ち着くし、
愛おしいし……。」クスッ!
総司「ん?」