付き合っちゃう⁇






ドライヤーの音が消え、こちらに向かってくる足音が聞こえ慌てて残りのビールを流し込むと噎せてしまった。

ーゴホッゴホッ

「どうしたの噎せちゃって」

「な、何でもねえ…」

「やっぱ私も飲もうかな〜」

「飲めばいい、俺は先に寝る」

「えっ、寝ちゃうの⁉︎」

まぁいいかと呟く声に背を向け寝室に向かった。

「………。」

今日も外来で混んで忙しかった…
その上程よくアルコールが入って確実に眠れるはずなのになんだろうか…簡単に言えばムラッとして寝付けずベッドの中で何度も寝返りを打つ。

そうだ、元々今日もそうゆう事をするつもりで呼んだんだ、思いの外美味すぎた飯やあいつの何気無い言動に少し動揺して忘れていた、よし。

起き上がりリビングへ向かうとビールを飲みながらバラエティーを見てケラケラあいつは笑っている…まるで我が家のようだな。

「ん?どうしたの、寝るんじゃなかったの?」

テーブルにビールを置きソファーから立ち上がろうとした瞬間押し倒す。

「ちょっ…」反抗しようと開いた口をすぐに塞ぐと最初は戸惑いながらも次第に応えてくるようになった。

長いキスを終え唇を離すと目の色が変わっていた、スイッチが入ったのだろう。
この目が堪らない…



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