付き合っちゃう⁇
「先輩眠そうですね」
「まぁいろいろあって寝不足でな」
お互い翌日も仕事であることを忘れ、一晩中カラダを重ねた結果2時間程の睡眠だ。
「今日は早く帰って寝たらどうですか?」
「そうする、悪いが高木午後の外来任せていいか」
「じゃあ回診お願いします」
午前の外来を終え、高木とそんな話をしながら医局へ戻るとある人物が来ていた。
「あー小山さん!」
「高木先生、こんにちは。斎藤先生も」
「じゃあ小山さん宜しくね」
「はい、またメールでご連絡します」
薬の発注のことだろう、ちょうど話を終えたようで増田先生が足早に医局を出て行った。
きっと一服吸いたくてウズウズしていたのだろう。
「高木先生、ちょっと斎藤先生借りてもいいですか?」
「どうぞー」
「何の用?」
「聞きたいことがあるの」