付き合っちゃう⁇
「このヤロー今すぐここで襲われたいのか?」
「ここはキッチン、凶器になるものが沢山あるわよ」
「それで?」
「私がもし包丁で貴方を刺したとしても状況として私は正当防衛になるわ」
どうだ、参ったか!というように勝ち誇った表情だ。
「やれるもんならやってみろよ」
「な、なによ」
ジリジリと詰め寄り、遂に壁に追い込む。
壁に片手をつき、ゆっくりと顔を寄せる…
「フッ…誰がこんなとこで襲うかアホ」
「…な、なんですって⁉︎」
「顔が赤いですよ?熱があるかもしれませんね。熱測りましょうか」
「は、早く出勤しなさいよ」
「勿論」
用意をする為キッチンを出ると床に崩れ落ちたのだろう、ドタっと音がした。
こいつをからかうのは楽しい。