人形
「きっ・・・
きゃああああぁぁぁぁ!!」
病院ということも忘れて、私は大絶叫した。
何でかは私もわからんっ!
「静かにしなさい由真。
うるさいですよ?」
「あ・・・ごめんなしゃい」
思わず噛む。
涼馬くんは、ふふふっと笑っていた。
気が付かれないとでも思っているのか?
「涼馬くん!笑うの反則ぅ!」
「これはこれは。
失礼いたしました」
「まぁ・・・良いんだけどね」
っていうか、涼馬くんも私のこと好き!?
信じられねぇー・・・。
「信じられませんか?由真」
エスパーかよ・・・。
「うん、まぁね?」