みつけて。



あれ?



私、そんなことまで話したっけ?



名前と趣味は読書ぐらいしか話してないと思うけど……



「璃子さん?どうかしましたか?」



井上さんが急に黙った私を心配そうにみている



「あっ、ごめんなさい。この指定席で過ごすことが日課みたいになってしまって」



慌てて答える私



「分かりますぅ~。お店の雰囲気も落ち着けて素敵ですもん」



「ですよね、レトロな感じで落ち着きますよね」



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