美しい桜との約束
「やっぱりそうですか・・・」





「随分あっさりしておるのぉ」





「何となく気付いてましたしね。


でもやっぱり改めて言われると流石に怖くなりますね。」





「死ぬのがか?」





「いや・・・刀を持てなくなるのが」





「ここでは空気も悪い。


・・・寿命を縮めることになるぞ?」





「別にいいですよ。


僕はここから離れたくないので」





「そうか・・・。医者としては良いとは言えぬ。


もしかしたら大切な人達に移るかもしれないのだぞ?」





「・・・大丈夫ですよ」





「ま、薬だけは出しとくぞ。


毎回必ず飲むんじゃぞ?」





「わかりました」



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