美しい桜との約束



バシッ バンッ



今攻撃を仕掛けているのは私。





「どーしたんですか!押されてますよ!!」





「これで決めてあげますよ。」





一度互いに距離をとり竹刀を構え直すと2人同時に攻撃をする。



その一瞬私は沖田さんが今までと違う構えをとってるのを見た



きっとこれが沖田さんの得意な三段突きだ!



それに対応すべく私の体が動いた。



バシッ バッ バキッ!


勝ったのは・・・












沖田さんだった。


私の竹刀は折れていて沖田さんの竹刀は私の首元にあった





「負けました・・・。」





「僕の三段突き・・・見破ったでしょ?初めて竹刀を持ったんだよね?よく見破れたね。」





本で読んだから沖田さんが得意だった技は知っている。でも知らない状態だったらきっと防御も出来ずボロボロだっただろう・・・。


普通初見なら見破ることが出来ない技だからなのか、沖田さんの目は初めて会った時と同じく私を疑うような目つきをしていた・・・。


その目つきに気付き怯えだした私に気付いたのか沖田さんが話しかけた。





「怖がらないで。


君さ隊士になりなよ。僕が土方さんに言っといてあげる。」

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