私が好きなのはキミだけだから。
「そ、そんなことないよ。私、もう寝るね。おやすみ」
そう言って自分の部屋に行こうとしたのに
「待てよ……」
ヒロ兄はそうさせてくれなかった
気が付いたら、私はヒロ兄の腕の中にいた
私……今、ヒロ兄に抱きしめられてる?
背中にあるヒロ兄のぬくもりに戸惑ってしまう
「ヒロ兄……?」
「俺、お前に避けられるとかほんとムリだから」
「……別にいいじゃん。私はただの妹 だよ?」
「俺は………
お前のこと、1度も妹だなんて思ったことないよ」
「え……」
「俺………
めいのことが好きだ」