私が好きなのはキミだけだから。
side 棗
side 棗
朝学校に行ったら
知らない女どもに囲まれて
きゃーきゃー騒がれて
それに笑顔で対応する俺がいる。
それはもう俺の中で普通のことになってしまった。
まぁめんどくさいし、嫌なことには変わりないけど、笑顔でテキトーにあしらっといた方が何かと都合がいい。
それを知らないやつらは俺を
『学校の王子様』とか言って騒いでるらしいけど、
そんなことどーでもいい。
どーせみんな、俺の外見しかみてないんだから。