私が好きなのはキミだけだから。
卒業式の日、教室に永島を呼び出した
「なに?告白でもしてくれるの?」
こいつ、なにいってんの?
「俺、京都行くんだよ。んで、ここに帰ってくるつもりもない。つまり、付き合ったとしても全く会わないんだよ。俺からは連絡なんかしねーし。それでも俺と付き合いたいわけ?」
永島の顔がゆがんでいく
「約束が違うじゃない!あのことバラしてもいいの!?」
「別に付き合わねーとは言ってねーよ。ただし、俺がお前を好きになることは絶対にないだけ。お前はめいには勝てねーよ」
「………もういいわよ!近くにいないんじゃ何の意味もないわ」
「俺とめいは別れたんだし、もうめいに関わるな」
そう言って俺は永島をおいて教室をでた