私が好きなのはキミだけだから。


今俺は、めいの部屋にいる



その理由は数十分前……






めいの家に着くと、ちょうどめいのお母さんらしき人が出てきた




「あら、その人はめいの彼氏さん?」


ふわりと笑った笑顔がめいにそっくりだ



「えっと……うん」



顔を赤らめながらそう言っためいに、俺は嬉しくなった


カレカノのふりをしてるだけなのに……



「こんばんは、めいさんとおつきあいさせていただいています、日向棗です」



頭を下げてそう言うと、めいのお母さんは



「もしよかったらうちにあがってもらったら?」



と言って下さったから、お言葉に甘えてお邪魔させてもらった、というのが今までの経緯なんだけど……







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