潮にのってきた彼女
「4ヶ月、か……」
改めて、時の流れの速さを思う。
4ヶ月前、不安な感情の一番の原因は新しい学校だった。
今通っているのは家から3kmの入江高等学校。
1学年2クラスで全校生徒数がやっと100人の学校。それでも随分多い方だ。
しかしそんな環境で、生徒たちが学年を超えて仲のいいことは簡単に予想できた。
予想は的中し、俺は初めクラスの中でやっぱり浮いていたと思う。
出身が都会というのも関係していたのかもしれない。
しかし1人の男子に声をかけられたのをきっかけに、俺は少しずつクラスに溶け込んでいった。
今では転校生だったのが嘘のようと言われるほど。
その男子、朔也(さくや)には本当に感謝している。
今では朔也を含めた仲のいい3人と行動していて、楽しい学校生活が送れていると思う。
友達どころか都会からの転校生として敬遠されていた俺には、彼女までができていた、のだが。
その「彼女」である夏帆(かほ)と数日間連絡をとっていない。
改めて、時の流れの速さを思う。
4ヶ月前、不安な感情の一番の原因は新しい学校だった。
今通っているのは家から3kmの入江高等学校。
1学年2クラスで全校生徒数がやっと100人の学校。それでも随分多い方だ。
しかしそんな環境で、生徒たちが学年を超えて仲のいいことは簡単に予想できた。
予想は的中し、俺は初めクラスの中でやっぱり浮いていたと思う。
出身が都会というのも関係していたのかもしれない。
しかし1人の男子に声をかけられたのをきっかけに、俺は少しずつクラスに溶け込んでいった。
今では転校生だったのが嘘のようと言われるほど。
その男子、朔也(さくや)には本当に感謝している。
今では朔也を含めた仲のいい3人と行動していて、楽しい学校生活が送れていると思う。
友達どころか都会からの転校生として敬遠されていた俺には、彼女までができていた、のだが。
その「彼女」である夏帆(かほ)と数日間連絡をとっていない。