あの頃のキミはもういない
「は?」

結衣……怖い……。


私は屋上で雅也君の婚約者の人が雅也君を無理矢理連れて行った事を教室で結衣に話した。

「ねぇ、その女ってさ。どんな奴?」

ゆ、結衣キャラ変わってるよ(汗)

「え、えっと……髪が長くて、色白で、声が綺麗で、良い匂いがしてた」

私は結衣に怯えながらも結衣に話した。

「やっぱりあの子か」

ボソッと呟いた結衣の声が私の耳に届いた。


「知ってるの?」

「え?う、うんまぁね」



結衣、何か隠してる?


「で、その後雅也君は見つからないと」

「……うん」


雅也君……今頃何してるんだろう。
あの人と何か……してるのかな……?

想像しただけで怖くなった。
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