喜怒哀楽。
山田まりや中学2年生。周りから見ればごく普通の中学生。
でも私の心の中は枯れ果てた花のようにからから。
みんな私の心の中を知らないだけ。
いや、絶対に気づかない。
だって私はいつも笑顔で悩み事なんかなさそうに明るく元気よく振る舞っている。
偽りの自分・・・。
たまに自分が怖くなってくる。
なんで楽しくないのに私は笑っているの?
なんで悲しくないのに涙がでるの?
なんで?どうして?
自分でもわからない。
本当は誰かに助けてもらいたいのかも。
優しく抱きしめて話しを聞いてほしいのかも。
でもわからない。
たぶん・・・


あの日からだ。
私が心に鍵を掛け閉ざしてしまったのは・・・
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