誠へのミチ

梅「なんやの、、あんな冷たい言い方。……あっ弥生はん!聞いてやあの人ったら今すぐ帰れっていきなり理由も言わずに追い出すんよ冷たいと思わん?」





芹沢さんあなたは、酷い人
愛する人に何も告げなかったんですね。





弥生「さぁ、雨も酷くなる前に送りますよ」




梅「芹沢さんもやけど、弥生はんもなんやいつもと雰囲気違うどないしはったん?」





勘付かれてしまえば
芹沢さんの配慮が無駄に終わってしまう
それだけは、、避けてあげたい。




弥生「そんな事ないですよ。さぁ早く」




梅「何か…あるんやね。弥生はん嘘着く時は絶対に目が合わへんさかいすぐ分かってまうえ」





苦笑をこぼしながら
真っ直ぐな瞳が私を捉えて離さない。





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