誠へのミチ

ーーや、い…さ………やよ…さ…


誰か呼んで、る?



弥生「ん……」




沖田「あ、起きましたね!!朝餉ですよ弥生さん!!」




顔一杯に広がる沖田さんの顔
一瞬にして思考が停止する




弥生「………っ!!」





沖田「どうしました?行きますよ」





スッと離れると普段通りに
おどけて見せる




弥生「あ、はい…」





その貼り付けられた笑顔に
ありがとう…と思う反面
その顔をさせてるのは自分だと思うと
悲しくなった。



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