続・ドキドキ
駅前のすっごくおしゃれなカフェ。

私一人じゃ絶対入れないようなお店。


「ここのフルーツジュースすっごくおいしいんだよ!」

フルーツジュースかぁ・・・・

うぅ・・・パフェおいしそう・・・

「駄目だよ、葵、太る。」

パフェを眺めていた私に真奈美ちゃんからの一言。

「え〜・・・・おいしそうなのに・・・」

「修太郎に嫌われちゃうよ。」

「えぇぇぇ!それはヤダ!」

焦って言う私を見てくすくす笑う真奈美ちゃん。

「ホント、修太郎が好きなんだね。」

「・・・・・うん・・・・」


顔が赤くなる。

そんな私をにこにこ笑いながら見る真奈美ちゃん。


真奈美ちゃんはホントにお手本みたいな女の子。

スタイルいいし、かわいいし、おしゃれだし、しっかりしてるし。

憧れなんだ・・・・



結局、真奈美ちゃんお勧めのフルーツジュースを飲む。


「で、何で体育館行かなかったの?」

「・・・・・・練習遅くなるから、先に帰ってって言われた・・・・」

「そっかぁ、美亜も大変そうだもんね〜」


去年から同じクラスの美亜ちゃんと真奈美ちゃん。


2年に上がる前、選択科目全部一緒にして、絶対一緒のクラスになれますようにって3人で狙ったんだけど・・・


この2人が居ないと困るのは私だし・・


「葵はさ・・・・修太郎とどこまでした?」


・・・・・・?


聞かれてることの意味はちょっとわかる。


わかるんだけど・・・・なんて答えればいいのぉ??

うぅ・・


黙っている私に


「キスはした?」


身を乗り出して真奈美ちゃんが聞いてくる。



かぁっと赤くなる顔
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