続・ドキドキ
コクンと頷く。
「じゃ、エッチは・・・?」
ブンブン首を横に振る。
「む、無理・・・・」
「そんな雰囲気になったこともないの・・?」
「う、うん・・・」
「そっかぁ・・つき合って1ヶ月たつよね?」
「ん・・」
ストローをくわえてジュースを飲む。
「がんばんな、葵、ずっとしないのは修太郎がかわいそうだよ。」
え・・・・?
にっこり笑って真奈美ちゃんは続ける
「怖くないよ。愛されてるって実感できるし、すっごい幸せなことだよ?」
「で、でも・・・・・・恥ずかしいよ・・・」
「大丈夫だって。」
そう、真奈美ちゃんに大丈夫って言われると、大丈夫な気になっちゃうんだな・・・
でもでも、そんな雰囲気になったこともないよ?
どうしたらいいの???
修ちゃんは我慢してるのかな・・?
それとも、私が幼すぎてそんな気分になれないとか・・?
うぅ、そっちのがあり得そうだ・・
なんか凹むな・・
そう、ずっと不安に思ってること。
修ちゃんの元カノはすっごく美人の山中さん。
系統で言うと、真奈美ちゃんと同じ。
美人だし、性格よさそうだし・・・
なんで、修ちゃんは私とつき合ってくれてるんだろう。
こんな事考え出したら落ち込む一方。
はぁぁ~。
その日は、真奈美ちゃんといっぱいしゃべって気づいたら夜の7時になってた。
駅で真奈美ちゃんと別れて、私も電車に乗ろうとホームへ向かう。
ちょうど部活帰りの同じ学校の人がちらほらいた。
もしかして、修ちゃん居ないかな・・?
なんて、きょろきょろ周りを見渡す。
え・・・・・?