氷姫[未完]
最近
私のことが、何故か急に話題になっている。
街に出ると、氷姫の話ばかり耳にする。
人間は、噂が好きな生き物だから仕方がないと思うけど。
私は、考え事をしながらボーッと部屋の中のソファーで、くつろいでいた。
ソファーやテレビやテーブルなど、必要な物しかないシンプルな部屋
~~~♪~~~♪~~♪♪
「で、電話!?」
携帯が鳴ったので、びっくりしたが誰かは確認してないがすぐに出た。
「もしもし」
「あぁ、急にすまないね」
電話越しに聞こえるのは、低い声。
あぁ、何で電話なんてしてくるのだろう…
最近顔を見なかったし、電話もなかった。
やりとりは、最近は全てメールだった。
なのに
いきなり電話をしてきて、こんなこと突然言われたら断れないじゃない。
「今、会えないか?」
その一言だけで、私は救われる。