氷姫[未完]



「つれないなぁ…」


「うるさい」


この人、あまり好きじゃないかも





なに考えているか、分からない。





「座らないのか?」


義竜は、ベットに座りながらこちらを見た。


その前で、私は立ったまま。


「別にいい」


ドサッ




何が起きたか、分からなかった。





手首を引っ張られて、何故かベットの上にいる。



私の上には、またがるように義竜が



恥ずかしくなり、つい目線をずらした。




「何が知りたくて、ここにきた?」


分かってるくせに


何で、聞いてくるの?


「分かるでしょ。そっちこそ、何故るみのところに?」


目線をずらしたまま話すのが、気に入らなかったのか顎を指でかるくもち顔を義竜の方に向かせた。

「俺のこと、見てろよ。」

「見てれば、良いんでしょう。それより、手どけて熱いから」

恥ずかしいが、触れられるよりましだ。

この人、体熱すぎ



まるで、私が能力の関係で冷たいかのように




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