氷姫[未完]
取引
義竜の唇は、すごく熱かった。
冷たい私の中に熱い舌を、絡まされると気持ちよすぎておかしくなりそうだ。
「……っ…」
「姫香」
だから、耳元で話さないでよ!?
私の体をもてあそぶようにあちこち触る。
いつも冷たい私の体が、自分の体じゃないかのように熱くなる。
触られるたびに、感じてしまう
こんなの私じゃない
取引で仕方なく、やってるはずなのに
これじゃぁ、まるで…
「姫香、感じすぎ。そんなにいれてほしいのか?」
その勝ち誇ったような顔が、ムカつく
「誰が!?」
私の表情が、崩れる。
仲間いがいには、見せない
敵には、見せない焦った顔
「こんなに濡れてるのにか?」
手をしたに持っていけば、下着の中に手を入れる。
激しく、上下に動かすたびに音がきこえる。
体が、反応してしまい恥ずかしい
ピチャ
ビクンッ
「…やぁ…ん…はぁ……っ……ンンッ!?」
嘘ッ!?嫌だ、私ひょっとして
「指だけで、イッちゃうなんてやらしすぎだろ」
何で、いちいち口に出して言うかな
この時、私は気がつかなかった。
自分の顔が、真っ赤だったことに
「可愛すぎ。入れるぞ、力抜いとけ」
「へっ!?…アァァッ…ヤァ…も…ムリィィィ」
とにかく、夢中でその後の事はあまり覚えていない。