氷姫[未完]



「姫香もう、行くのかい?」



少し寂しそうな瞳で、こちらを見つめる。





私は、その眼に弱いんだ。






「はい、仕事がありますので」





着替えながら、私は質問に答える。







「そうか」





着替え終われば、一礼をして






私は、部屋を出た。






部屋を出て、リビングに向かった。








「…!?」





「何、驚いた顔してんだよ?」





「いや、漣がこんな時間にいるの珍しいから」




一瞬驚いたが、いつもの笑顔で話を進める。





< 9 / 40 >

この作品をシェア

pagetop